現在に満足がいかずに転職活動を決意し、行動をしたけど失敗して人生が終わったと感じている方も少なくありません。
転職活動に失敗すると、後悔や将来性の懸念、家族を養っている方などはとくに人生が終わったと考えてしまうでしょう。
しかし、転職活動に失敗したからと人生が終わったと感じる必要はありません。
本記事では、転職に失敗しても人生が終わりではない理由や人生が終わったと考えてしまう原因、筆者自身が転職で失敗したときの体験談について紹介します。
転職の失敗が人生終わりではない理由3つ
冒頭でも触れましたが、転職に失敗したからといって人生が終わるわけではありません。
転職の失敗が人生終わりではない理由は次のとおりです。
- 転職が当たり前の時代であるため
- 転職回数が多くても雇用してくれる企業は大量に存在する
- 転職失敗の経験が今後の人生に好影響を及ぼす
上記のように転職に失敗しても人生が終わりではない理由は複数存在します。
それぞれの理由について詳しくみていきましょう。
転職が当たり前の時代であるため
現在の日本では、終身雇用が当たり前とされていた時代とは異なり、転職が普通の時代となりつつあります。
株式会社マイナビの実施した調査によると、転職回数が1回の人の割合は2018年から2021年に減少傾向にありますが、2回、3回の割合は増加しています。
そのため、転職に一度失敗したくらいで落ち込む必要はないといえるでしょう。
筆者も20代前半のうちにすでに2回の転職を経験しています
転職回数が多くても雇用してくれる企業は大量に存在する
日本には数百万に及ぶ企業が存在しています。
転職活動において、すべての企業から面接に落とされることはよっぽどのことがない限りないといえるでしょう。
職場に納得がいかず転職を繰り返していたとしても、将来的に何をしたいのか明確にし、企業へアピールすれば十分に企業に雇用してもらえます。
転職失敗の経験が今後の人生に好影響を及ぼす
転職に失敗した数は、今後悪影響を及ぼすのではないかと不安に感じる方は少なくないでしょう。
実際のところは、転職を繰り返していると転職の理由や内容によっては、採用が困難になる可能性があります。
しかし転職に失敗した分だけあらゆる企業での経験があるため、次回の転職時に活かすことが可能です。
ブラック企業へ転職してしまい、痛い目に遭った方であれば、ブラック企業の求人の特徴などが把握できるなどです。
転職に失敗し、転職を繰り返しているからといって相手に悪い印象ばかり与えることを考えず、ポジティブに捉えるようにしましょう。
【体験談】1度目の転職時に失敗して人生の終わりを感じた話
筆者は、2021年に新卒社員としてシステム会社へ就職しました。
はじめは、同期が40人もいて居心地が良く最高の会社だと思っていました。
研修を終えると配属先が確定するのですが、私のみ関西への配属が確定してしまい関東にいる同期とは会えない状態になります。
東京で働きたかったのに自分だけ・・・笑
そのうえ、職場の上司には厳しい方が多く、他の先輩社員はいつも2時間以上の残業をしており不審に感じるようになります。
そこで、東京で働きたいという思いと現在の労働環境に不審に感じたため、転職を決意したのです。
はじめは、大手の転職サイトを利用して転職活動をしても転職先が決まらず焦ります。
焦った矢先には、ベンチャー企業であれば技術力の高い向上心のある方達と仕事ができるのではないかと考え、wantedlyというサイトからベンチャー企業へ応募します。
ベンチャー企業への内定から地獄の始まり
Wantedlyで応募した会社の人との面接があり、受けたタイミングで内定をもらえたため、非常に喜んでいました。
しかし、内定を決めたベンチャー企業はなんと2ヶ月前に設立されたばかり&SES事業と呼ばれる派遣のような働き方をするIT企業だったのです。
とりあえず、入社を決めてしまった私は仕方なく働くことを決意し、SESベンチャーで働きはじめます。
SES事業のため、基本的には客先常駐になるので働く企業との面談を複数回実施します。
SESの面談をしているとまた転職活動をしている気分になります・・・笑
参画した案件がコールセンターのOPだった・・・
複数回の面談を実施したのち、遂に筆者の参画する案件が確定します。
しかし、参画した案件は無料PCR検査に関する問い合わせに回答するコールセンターのOP(オペレーター)だったのです。
この時点で企業に対して不安を感じはじめました
ITとは無縁の仕事をさせられるはめになり、徐々にモチベーションの低下や人生の終わりを感じるようになります。
また、転職をしたばかりなのに再度転職するとすぐに辞めるのではないかと思われてしまい、なかなか次の転職に踏み切ることができませんでした・・・
半年間のコールセンターを経て焦りを感じた筆者は再度転職を決意
コールセンターのOPは、はじめ3か月の契約のはずだったのですがなぜか半年間に及びます。
このままコールセンターとして働いていると、ITエンジニアとしてのスキルが何も身に付かず将来を考えたときに非常に焦りを感じました。
そこで、筆者は現況を変えるために再度転職活動をおこなうことを決意します。
第二新卒で2年もたたない間に2回目の転職をしている自分を採用してもらえる企業はやはり少なく、当時は内定をもらうのが非常に困難な状況でした。
諦めずに転職活動を続けた結果、現在の社内SEへの転職に成功する
内定をもらうのが困難でも転職活動を根気強く続けました。
結果として、現在は医療福祉業界の社内SEとして働くことができています。
職場の環境は非常によいところで、人間関係が良好、9割くらいは定時退社ができる感じです。
そのため、現在転職活動に失敗したからと落ち込んでいる方も諦めずに転職活動を続けていれば、いずれ自身に最適の転職先が見つかるでしょう。
転職に失敗したら人生の終わりと感じてしまう原因
そもそも転職に失敗したらなぜ人生の終わりと感じてしまうのかわからない方は多いかもしれません。
転職に失敗したら人生の終わりと感じてしまう原因は次のとおりです。
- 日本は終身雇用のイメージが大きい
- 後悔や将来性に不安を感じ視野が狭い
- 家庭がある場合は失敗により焦りが生まれる
それぞれ詳しくみていきましょう。
日本は終身雇用のイメージが大きい
転職に失敗すると人生が終わったと感じてしまう理由の一つに日本は終身雇用のイメージが大きいことが挙げられるでしょう。
現在は、リモートワークやノマドワーカーなど働き方が多様化した背景から転職が当たり前の時代となりましたが、終身雇用が主流だった日本ではまだイメージが強く残ります。
そのため、転職活動に失敗すると人生終わったと感じてしまうのでしょう。
しかし現在では、前述したように転職が当たり前の時代になりつつあるため、失敗しても悩む必要はありません。
後悔や将来性に不安を感じ視野が狭い
転職に失敗すると、後悔をするほか将来性に不安を感じてしまい視野が狭まることから人生が終わったと感じてしまうことがあるでしょう。
とくに、転職をするために仕事を辞めてから転職活動をしているのであれば、なおのこと焦りを感じるかもしれません。
転職活動は、在職したままおこなうのがおすすめです!
一度失敗すると自身を責めたり、将来性を考えると途端に怖くなったりするため、次への一歩を踏み出しづらくなるでしょう。
失敗したからといって、視野を狭めず次の転職先を探せばいいなどとポジティブに考えて生活するとよいです。
家庭がある場合は失敗により焦りが生まれる
転職活動をおこなう方のなかには、子どもやパートナーを養う必要のある方もいるでしょう。
家庭があれば、定した収入を求められるため、転職活動に失敗してしまうと収入が得られずに人生が終わったと感じる原因の一つになります。
転職に失敗したからといって、再度転職活動をするとなれば経済的なリスクを伴います。
そのため、次の転職活動に対して保守的になってしまい、転職活動がしにくくなる可能性があります。
転職に失敗したときに実践するべきこと
転職に失敗したときは、悩み続けるのではなく次のようなことを実践しましょう。
- 失業保険を受給する
- 一時休息をとる
それぞれ詳しく解説します。
失業保険を受給する
転職活動期間中に仕事がない状態で活動を続けているのであれば、収入を得られ貯金が減ることから不安や焦りを感じてしまう方は少なくないでしょう。
焦ったまま転職活動をおこなうと、自己分析や企業研究を怠ってしまったり、怠った結果転職先が決まらなかったりする可能性が考えられます。
そのため、不安や焦りを抑え転職活動を進めるためには失業保険の受給がおすすめです。
失業保険は次のステップで受給できます。
- ハローワークで求職申し込み
- 7日間の待機
- 雇用保険受給説明会・失業認定日に参加
失業保険の受給により、焦りと不安を抑え自身がなぜ転職活動に失敗したのかを冷静に考えられるでしょう。
一時休息をとることもおすすめ
転職に失敗して、体力的・精神的に死ぬほどつらいと感じている方やうつ病やノイローゼになりそうと感じている方は一休息をとることもおすすめです。
不安や焦りを感じ、視野の狭い状態で転職活動を続けているとモチベーションが上がらずにうまくいかない可能性が高まるでしょう。
そのため、一度転職活動から離れて友人や家族とリフレッシュしたりするとよいです。
第三者へ相談すると気が休まります!
転職に失敗して人生を終わらせないための対策方法
転職に失敗したときに人生を終わらせないためには、次の方法で対策を取りましょう。
- ホワイト企業とブラック企業の特徴を理解し見極める
- 転職に失敗した原因を特定して次に活かす
- 転職エージェントを活用してみる
事前に対策をとっておけば、転職活動に失敗しても次へ進みやすくなります。
それぞれの対策方法について詳しく解説します。
ホワイト企業とブラック企業の特徴を理解し見極める
転職で失敗しないためには、ホワイト企業やブラック企業の特徴を理解し、見極めることが重要です。
給料が相場に対して異常に高い、アットホームな雰囲気ややりがいのある仕事のようにアピールポイントが抽象的なもの、常に求人を掲載しているような企業はブラック企業の可能性が高いといえます。
企業の離職率や平均残業時間、企業に対する社員の口コミなどをチェックしておき、慎重に応募しましょう。
転職に失敗した原因を特定して次に活かす
転職活動で失敗したら、失敗した原因をまずは特定して次に活かすようにしましょう。
自己分析が足りていなかったのか、企業研究が不足していたのかなど、失敗したのには何かしらの原因があります。
失敗した原因を特定し改善すれば、次回の転職活動の際に同じ失敗を避けられ成功率が高まるでしょう。
ただし、最善を尽くし頑張ったけれど転職しに失敗してしまい原因がわからない場合もあるかもしれません。
その際は、企業と自身は縁がなかったと潔く諦め次の転職活動をおこないましょう。
転職エージェントを活用してみる
転職に失敗し不安と焦りを感じている場合は、次回以降の転職活動で失敗しないためにも転職エージェントを活用しましょう。
転職エージェント活用するメリットは次のとおりです。
- 非公開求人を紹介してもらえる
- 企業の内情について教えてもらえる
- 履歴書や職務経歴書などの書類添削をしてもらえる
- 無料で利用できる
- 面接対策から日程調整までしてもらえる
上記のように転職エージェントを活用するメリットは複数存在します。
とくに、企業の内情についてもキャリアアドバイザーから教えてもらえるため、企業リサーチに活かすことができ転職活動が失敗するリスクを低減させられるでしょう。
転職に失敗して人生が終わったと落ち込んでいる方におすすめの転職エージェント
転職エージェントを利用するにしても複数存在するため、何がおすすめなのかわからないと悩みをもつ方も少なくないでしょう。
転職に失敗して人生が終わったと落ち込んでいる方におすすめの転職エージェントは次のとおりです。
- リクルートエージェント
- マイナビエージェント
それぞれの特徴やメリットについて紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、転職支援実績No.1と非公開求人数が20万件以上ある大手の転職エージェントサービスです。
総合型の転職エージェントであるため、自身が希望する業界にあわせて転職のノウハウを豊富にもつキャリアアドバイザーが親身に対応します。
転職活動に失敗しないための企業研究や自己分析も一緒におこなってもらえるほか、書類対策や面接対策もしてもらえる点が魅力的です。
転職活動で失敗したことをポジティブに変換する面接のノウハウなども紹介してもらえます!
全国に求人を保有しているため、地方での転職を考えている方も気軽に利用できます。
\ 転職支援実績N0.1 /
マイナビエージェント
マイナビエージェントは、大手企業である株式会社マイナビが運営するキャリアアドバイザーの転職サポートが厚い転職エージェントです。
書類添削や面接対策、企業とのスケジュール調整など転職活動をキャリアアドバイザーがトータルサポートします。
また、キャリアアドバイザーは各業界および各業種の専門知識を豊富に保有しており、自身が志望する業界の的確なアドバイスが受けられるでしょう。
キャリアアドバイザーには、自身が転職により実現したい理想像を明確に伝え、転職に失敗しないように対策を取りましょう。
企業の担当アドバイザーも複数名在籍しているため、企業の内情を事前に把握することも一つの方法です。
マイナビエージェントは、転職活動を効率化したい方や転職活動の失敗経験を活かしたい方におすすめといえるでしょう。
\ 各業界・業種に精通したキャリアアドバイザーが在籍 /
転職に失敗し人生の終わりと感じている方によくある質問
転職に失敗し人生の終わりと感じている方によくある質問について回答します。
- 転職失敗したら出戻りは可能?
結論からいうと可能です。
しかし、出戻りの場合は以前と同じ雇用条件になるとは限らないほか、暖かく迎え入れてもらえない可能性があるためよく考える必要があります。
ただし、客観的に自社を見ることができたり、転職活動が長引かなかったりとメリットも複数存在します。
- 転職失敗後に退職してからの再就職は可能?
転職に失敗してから退職しての就職は可能ですが、あまりおすすめの方法とはいえません。
仕事がない状態で転職活動をすると、収入がないことによる焦りを感じてしまい、転職活動がうまくいかない可能性が高いためです。
そのため、転職活動をおこなえるのであれば、仕事を辞めずに収入を得た状態でおこなうようにしましょう。
転職に失敗しても人生の立て直しが可能
転職活動に失敗して人生が終わったと感じてしまう方は少なくないでしょう。
しかし、焦りや不安を感じた状態で転職を続けてしまうとうまくいかず本当に人生の終わりを迎えてしまう可能性があります。
そのため、転職活動に失敗した場合に備えて失業保険の受給やホワイト企業・ブラック企業の特徴を理解するなどの対策を講じましょう。
転職活動をより慎重に進めたい方は、本記事で紹介した転職エージェントの利用を検討してみてください。
コメント