現在30代でフリーターとして働いている方は、正社員で役職がついていたり、事業を興し活躍している方などが周りに存在し、「人生終わってるかも・・・」と悩んでいる方もいるでしょう。
クレジットカードやローンの審査に通過できないほか、国民年金や国民健康保険料の負担がきついなどさまざまな悩みが30代フリーターには降りかかります。
しかし、30代フリーターでも人生の立て直しは十分に可能です。
本記事では、30代フリーターが人生終わったかもしれない理由や人生を立て直す方法について解説します。
30代フリーターが人生終わったかもしれない理由
30代フリーターが人生終わったかもしれない理由としては、次のとおりです。
- 不動産の賃貸契約ができない
- 国民年金や国民健康保険料の負担がきつい
- クレジットカードの審査が通らない
- 社会的信用度が低い
- 正社員への転職が不利になる
それぞれ詳しく解説します。
不動産の賃貸契約ができない
フリーターは月々の収入が安定せず、社会的信用が低い傾向にあるため、マンションやアパートを借りたい場合に不動産の賃貸契約の審査に落ちやすいです。
保証人を立てることで借りれる場合がありますが、30代ともなると親が定年で退職を迎えている可能性もあり、保証人を認められないこともあるでしょう。
親がだめなら友人や知り合いでも大丈夫ですが30代で頼むのは気が引けますよね・・・
賃貸契約が結べないことから30代フリーターが人生終わったかもしれないと感じるようです。
国民年金や国民健康保険料の負担がきつい
フリーターは正社員と異なり、厚生年金保険に加入できません。
日本の年金制度では、フリーター及び正社員のどちらも国に年金や保険料を納付する必要があります。
正社員が加入できる厚生年金保険では、通常かかる保険料を所属会社と折半できるため、納税する額が負担になりにくい特徴があります。
反対にフリーターであれば、保険料をすべて自身で納付する必要があり、収入が低い月の場合は生活が苦しくなることもあるでしょう。
クレジットカードの審査が通らない
賃貸契約と同様でフリーターは社会信用に欠けているため、クレジットカードの審査に通りにくい特徴があります。
クレジットカードの審査では、安定した収入があるか、勤続年数はどのくらいかなどの項目をもとにユーザーの返済能力を確認します。
そのため、収入の安定性が低く、勤続年数が短いフリーターの場合はクレジットカードの審査に通りづらいと感じるでしょう。
クレジットカードがなければ、高額な商品を購入したい場合やオンラインショッピングをおこないたい場合に不便です。
社会的信用度が低い
30代でフリーターを続けていると、世間体が悪く感じるほか、社会的信用度の低さを痛感するでしょう。
たとえば、久しぶりに会った友人に「仕事は何しているの?」と聞かれた場合に30代でフリーターを続けることが恥ずかしくて嘘をついてしまう方もいます。
また、家族や親戚からは「いい加減にちゃんとした仕事についてほしい」と冷たい目でみられることもあるでしょう。
30代フリーターは周りからの目線が冷たいことや恥ずかしさから、「人生終わった」と感じてしまうことが多くなります。
正社員への就職が不利になる
30代フリーターで正社員としての就業経験がない場合は、正社員への就職が非常に不利になります。
フリーターから正社員に就職する場合は、年齢が若いほどよいですが、可能な限り20代のうちに行動することが理想といえるでしょう。
30代になると、求人数が減少するほか、企業は30代に対して即戦力を求めていることが多くなるため、未経験からの就職が難しくなります。
また、未経験の社員の育成には多大な時間と労力を要するため、可能な限り若い世代に入社してもらい長く働いてほしいと考えています。
そのため、30代フリーターからの正社員への就職は難易度が高いといえるでしょう。
30代フリーターでも就職可能な職種
未経験から就職が難しいといわれ、「このまま人生が終わったらどうしよう」と悩む方もいるでしょう。
30代フリーターの方でも就職可能な職種は十分にあるため、安心してください。
30代フリーターでも就職可能な職種は、次のとおりです。
- 営業職
- IT系の職種
- 販売職
それぞれの職種の特徴や年収について解説します。
営業職
営業職は、どの業界や企業においても需要の高い職種であり、安定した求人掲載があります。
企業で取り扱う製品やサービスの知識や技術について学ぶのは入社後からとなるため、30代フリーターで未経験の方でも就職しやすい職種です。
営業職は、一定の需要があるため、スキルを身に付けることで転職によるキャリアアップも望める将来性のある職種です。
求人ボックスの調査によると、営業職の平均年収は約391万円となります。
営業職は、インセンティブを採用している場合などは実績によっては年収1,000万円越えを目指すこともできます。
出典:求人ボックス「営業の仕事の年収・時給・給料」
IT系の職種
プログラマーやシステムエンジニアのようなIT系の職種も30代フリーターにおすすめです。
IT業界は、慢性的な人材不足のため、未経験からでも比較的就職しやすい職種といえます。
現代では、プログラミングを学ぶことのできるWebサイトや動画サービス、プログラミングスクールなどが充実しています。
筆者は、動画サービスに「Udemy」、プログラミングの勉強に「Progate」をよく活用しています!
IT業界への転職が不安な方は、ITに特化した転職エージェントが多数存在するため、ぜひ活用してみてください。
IT業界のなかでもとくにSEを目指す方は、以下の記事におすすめの転職エージェントをそれぞれまとめているため、参考にしてみてください。
また、dodaの調査によるとIT業界である「IT/通信」の平均年収は、約436万円となります。
知識やスキルを身に付ければ、将来フリーランスという形で働くことも可能です。
出典:doda「業種別に見る日本の平均年収(平均年収ランキング最新版)」
販売職
販売職は、30代の採用を積極的に実施しており、食品や衣料品、雑貨などさまざまな種類から自身に適した店舗を選ぶことのできる職種です。
そのため、正社員としての就業経験がなくても、自身に適した環境で働けるため長続きしやすくなるでしょう。
また、大手チェーン展開している店舗ではマニュアルや研修が充実していることも多く、未経験の方でも安心して働けます。
他の業界や職種と比較して学歴や職歴を問われないことも多いため、30代フリーターの方でも不利になりにくいといえるでしょう。
求人ボックスの調査によると、販売職の平均年収は約345万円となります。
出典:求人ボックス「販売スタッフの仕事の年収・時給・給料」
30代フリーターが人生を立て直す方法
人生が詰みそうな30代フリーターが人生を立て直すには、次のステップを実行しましょう。
- 現状を客観的に受け止める
- 会社で稼ぐか個人で稼ぐかを決める
- 実際に行動を起こす
それぞれのステップについて詳しく解説します。
ステップ1:現状を客観的に受け止める
多くの人は、自身の現状が受け入れられずに変えようと行動することがありません。
もちろん現況を受け入れることはつらいですが、受け入れられなければ前へ進むことができません。
そのため、客観的に見て自身は人生の勝ち組なのか負け組なのかを見直すようにするとよいです。
フリーターすべてが、負け組ではありませんが、学歴やスキルがなく、資格がないなどとなると一般的な正社員と比較して負け組に近いことは明らかです。
これらの現実を受け入れることにより、「あとがないから行動しなければ」と思いきることができるでしょう。
ステップ2:会社で稼ぐか個人で稼ぐかを決める
日々生活をしていくためには、やはり「お金」が必要となります。
30代で無職にならずにフリーターを続けているのは、お金がなければ生活自体ができず生きていけない状況になるためです。
しかし、現代では正社員として働くほかに、フリーランスのような個人で働く方法や独立する方も増加傾向にあります。
筆者の友人にも現状を打破しようと個人でお店を開いた方がいます!
正社員で働くことの方が毎月一定額のお金がもらえるため、安定しているように感じますが、未来を考えると会社員のみで働くことにリスクが伴います。
そのため、会社員と個人で働くことの違いを理解し、将来どのようなキャリアや人生を歩みたいのかを考えておきましょう。
ステップ3:実際に行動を起こす
自身の現状を受け入れ、将来どのような人生を歩みたいのかが決まれば、あとは行動を起こすだけです。
たとえば、将来フリーランスとして働くことを決めたのであれば、フリーランスになるために身に付ける必要のある知識やスキルの取得に励むなどです。
30代フリーターにおすすめの転職エージェント
30代フリーターが就職活動をより効率的かつ成功率をあげるためには、転職エージェントの活用がおすすめです。
30代フリーターにおすすめの転職エージェントを2つ紹介します。
転職エージェント | 特徴 | 求人数 | 非公開求人数 | 対応エリア | 対応職種 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|---|---|
リクルートエージェント | トップクラスの求人数 企業の実績が豊富で安心 独自の転職支援サービスが利用可能 転職後の退職率が4%3カ月間限定のサポート体制 | 395,775件 | 294,456件 | 全国 | 全職種 | 公式サイト |
JAIC | 入社後定着率91.5% 最短3週間で内定獲得 転職サポートからアフターサービスまで質が高い ブラック企業が徹底排除されている 担当者との相性が合わないケースがある 年収の高い求人は少ない | 非公開 | 非公開 | 全国 | 全職種 | 公式サイト |
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、転職エージェントのなかでもトップクラスの求人数を誇る転職エージェントサービスです。
30代フリーターからでも転職可能な求人が多数掲載されているほか、全国・全職種に対応しているため、自身の希望に適した職種が探せます。
また、運営会社が大手企業であるため、大手ならではの安心感を感じられるでしょう。
独自の転職支援サービスも充実しているため、より効率的に就職・転職活動をおこないたいと考えている方におすすめです。
\ 豊富な求人で自身にマッチした職種が見つかる /
JAIC
JAICは、フリーターや未経験、既卒、大学中退の方が優良企業に就職できるように支援する転職エージェントサービスです。
最短3週間で内定が獲得できるほか、就職や転職活動をおこなううえで避けたいブラック企業が徹底排除されているため、安心して利用できます。
また、転職サポートはもちろんのこと就職・転職後も定期的にヒアリングや企業側との交渉をおこなうアフターサポートも充実しています。
求人を紹介するだけではなく、人材育成の研修にも力を入れているため、未経験の業界や職歴のない方でも就職・転職しやすくなるでしょう。
\ 人材育成に注力、ブラック企業徹底排除 /
行動を起こして30代フリーターからの人生立て直しを図ろう
- 30代フリーターは不動産の賃貸契約やクレジットカードの審査が通らないことから人生終わったと感じる
- 営業職、IT系の職種、販売職は十分に就職可能な職種
- 客観的に自身を受け止めて行動することが重要
30代フリーターの方は、不動産の賃貸契約ができなかったり、クレジットカードの審査が通らないことから人生終わったと感じることが多いでしょう。
しかし、悩み続けるだけでは何も変わらないため、現状を客観的に受け止めて将来どのような人生を歩みたいのかを考えて行動を起こす必要があります。
営業職やIT系の職種など正社員としての経験がない方やフリーターからでも十分就職可能な職種は存在するため、人生の立て直しを図るために検討してみましょう。
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